ホームステイ
なんとか ホームステイ先に到着したものの、約束の時間から30分も遅れてしまった。
よく映画で見るように 家の玄関や 塀に 番地が書いてあるのだが、ちょうど目当ての番地だけが見当たらず うろうろしていると、家の中から お父さんが出てきた。お父さんと言ってもまだ30代なので そんなにおっちゃんではない。
外で握手を交わし 挨拶をして 家に入る。当然靴のままである。が、普通は脱いでいる。靴下や裸足で生活している。家に入るとすぐ 重い鞄を持って2階へ上ってくれた。
台所ではお母さんが夕食の準備をしていた。お父さんが私を紹介。どうも、はじめまして。
その後お父さんに いろいろ聞かれていろいろ答える。ビールと共に。もちろん片言の英語なので ボディーランゲッジが半分以上入っている。
プログラマーだと言うと 壊れているコンピュータを直してくれと言われる。よし来た!ここで 一発良い所を!が、直らない。結局2,3日やってみたが どうもハードディスクの不良クラスターが多すぎて すぐデータを読めなくなるみたいだ。
なぜか 俺の年齢が17歳と伝わっていたのだが、やっぱり日本人は若く見られるようで 年齢を言うまで そう思っていたようである。
話している間にお母さんが子供達を迎えに行って、5人の子供が帰ってきた。子供好きなので何人いてもノープロブレムである。この ノープロブレムという言葉を お父さんは 俺に向かって いつも言ってくれる。英語ができなくても、勘違いしていても。ありがとう。感謝感謝感謝。
日本からお土産を4つ持ってきたのだが 5人もいて足りない。一枚 日本の絵葉書があったので 急遽それも お土産に仕立てた。4つしかないとお父さんに言ったときも やはり、"No problem!!"
多分 この家庭は中流だと思うのだが、それでも庭には プールがある。が、子供達がはしゃいで泳いでいると 二十歳をすぎたおっちゃんは ちょっと遠慮してしまう。それに まだちょっと寒い。やはり 世界中、子供は皆 風の子のようである。
お父さんお母さん、5人の子供、そして他のホームステイしている人数を合わせると 全部で11人。子供が小さいから一つの部屋で何人か寝られるとしても やはり 広くないと 住めないだろう。
とにかく 良い家族である。ありがとう、ありがと〜!
毎日が勉強
会話はもちろんだが、テレビも新聞も何もかもが 英語。電子辞書は役に立つと聞いていたが、やはり便利だ。まあ、語学力が全くないと 辞書を持っていても言いたい事は伝わらないと思うので、基礎はちゃんと勉強しておくべきだろう。俺も含めて。
とにかく話していることが分からない。ゆっくり言ってくれると分かるが、家族同士で会話しているのは 全く不明。小さい子供とも会話ができないのは情けない。語彙だけだと 俺の方が多い気もするのだが、会話の能力は段違いだ。数学教えるから英語教えてくれって感じだが、数学を教えるのも 英語がいるから駄目ですね。
テレビで英語を勉強しようとするが、普通の番組では難しすぎるので アニメで勉強。でも、日本産以外のアニメは 声を曇らせたり、だみ声にしたり、そういうキャラクターにしてあるので 何を言っているかさっぱり。日本のポケモンは こっちでもやっていて、名前も同じポケモン。声も 普通の声なのでちょっとは分かる。が、やはり 完全には分からない。やはりもっと英語を聞いていかなければ。。。
観光記
学校が始まるまで暇なので 一度シドニー市街へバスで行ってみる。片道$3.10であるが、TravelTenという 10回分の回数券は$23で買える。
オペラハウスへは行ってなかったので 出向く。最初に見た感想は「黄色!」っであったが、近くまで来るとやはり黄色かった。ここからはハーバーブリッジも全体を見渡せる。
写真とかで見ると、一つの大きな建物のようですが、大中の二つのシアターと、小さなレストランとからなってます。
となりは植物園ででっかいコウモリに驚くでしょう。、その近所には日本人作成のオブジェなんかがありました。地面に埋め込まれているのが オブジェです。
植物園で思い出しましたが、この季節にこういう色の花を咲かせた木があります。印象に残っていたので、とりあえず。
さらに植物園を海沿いに端まで歩くと、橋とオペラハウスが同時に眺められる Mrs Macquaries Point に たどり着きます。昼間でも良い景色なので夜中にはなかなか良い景色になるのではないかと思います。ぜひ、カップルでどうぞ。
ハーバーブリッジを探索してみました。MilsonsPointまで CityRailで行き、そこから歩いて橋を渡る。
橋のあちこちに 罰金の看板がある。橋は歩道、車道、鉄道が並んで通っている。
歩道からの眺めも素晴らしく、行き交う船が見渡せる。オペラハウスも交差法でどうぞ。
ハーバーブリッジの南東のパイロンには、展望台と 少しの昔の写真が展示されています。入り口は歩道横にあり、階段を300段上れば 展望台です。
人気のブリッジクライムも行われていて、上から 登っているのが見れました。聞いたところによると$120と ちょっと高めですが、是非登ってみたいものです。展望台からの360度のパノラマをどうぞ。
シドニー生活メモ
英語
オージー英語と言われていますが、それほど大きくは違わないので 全く気になりません。奥地に行くとどうなるか知りませんが。
歩く
シドニーの人は歩くのが速いです。私が早歩きして同じくらいです。
また、シドニーはオフィス街なので、スーツを着たカッコ良い おね〜ちゃんやおに〜ちゃんがいっぱいいます。また、めちゃ太ったお腹の出た人の割合も高いです。
歩道を渡るには歩行者用のボタンを押さなければ 信号が変わりません。
また、点滅するまでの時間も早いです。
車
意味もなく急発進します。
交差点には信号ではなく、ラウンドアバウトというロータリーになったところがあります。で、ここも ハイスピードで抜けていきます。
日本と同じように右折左折用の矢印信号もありますが、右折信号は 直進の前に点灯します。
渋滞は皆無と聞いていたのですが、それはオリンピック期間だけのようで。通勤帰宅時間はやはり渋滞します。
世界各国の車、それも新旧総揃いです。どんな車でも走ってる感じです。日本車はもちろん、ドイツ車、果ては韓国車も走ってます。
バス
オリンピックでバス停など整備しなおされたらしいです。大体の場所へは シティーから路線が通っています。ルートには番号が付いていて 往復とも同じ番号です。
乗り方は、運転手に行き先を言って値段を聞き、お金を払ってから乗ります。降りる時は 手前でボタンを押します。
お得なプリペイドのチケットもあり、種類も多いです。
電車その他
シドニーにはCityRailと言う電車が走っています。シドニーの中心街は地下鉄になっています。
モノレールも走っています。中心街の南半分をぐるっと周る感じです。
路面電車も走っています。
タイムゾーン
日本は全国同じ時間ですが、オーストラリアは3つのタイムゾーンに分かれています。
シドニーは日本より1時間早く、さらに 10月の最終日曜から 3月の最終土曜までは Daylight Savings で、更に一時間早くなります。
電話
市内通話は何時間話しても一定額(公衆電話だと40セント)です。市内の電話番号は8桁です。市外局番は シドニー、キャンベラなら02、ホバート、メルボルンなら03、ブリスベンは07、アデレイド、ダーウィン、パースは08です。
公衆電話ではテレフォンカードも使えます。厚紙にチップが埋め込まれている形式の物です。
電話の発信音は 日本とは違って、「プ、プ、プ、プ、プ・・・」という 途切れた音です。
国際電話をかけるときは 0011+「国番号(日本の場合81)」+「0を除いた市外局番」+「電話番号」です。
また、いろんな会社がプリペイドカードを販売していて、1分10セントなんてのもあります。
電話機の家庭のプラグは縦長の独特な形状です。が、電話やファックスの差込口は日本と同じ形状のものが多いようです。
その手の電気屋にはアダプターが売っていますので、何とかなります。
電気
電圧は240V、周波数は50Hzです。
コンセントの形状は 八の字の中下に縦のアースが入っています。が、アースはほとんど付いていませんね。
日本の100V専用の電気製品を使うときは 変圧器が必要ですが、オーストラリアの電気屋にも置いています。
オーストラリアのコンセントに各国のプラグを差すためのアダプターはちょっと量高いですが、$10ちょっとで売ってます。
ノートパソコン用などの オーストラリア型プラグの電源ケーブルも売っています。
電気配線の細工をしたい場合も日本の秋葉原や日本橋と同じような品揃えですので 心配は要りません。ま、日本と同じように都市部だけの話でしょうけど。
インターネット
日本以上にインターネットの環境は良いような気がします。
空港についてすぐ 無料のインターネットスタンドがありました。
シドニーの町には多くのインターネットカフェがあり、使い放題$4とかです。年間$20とか いろいろお得なお店もありました。
市内通話は一回一定額(契約回線だと25セント)なので、部屋を借りてインターネットをする人はめちゃお得です。回線を引くには$190くらいかかるようです。
銀行
もっとも有名なANZ銀行は シドニーでもいつくか支店があるみたいです。
口座を作るには最低3つの身分証明書が必要になります。パスポート、クレジットカード、国際免許証という組み合わせや、パスポートとクレジットカード2枚という組み合わせなど。
郵便貯金の国際口座からお金を引き出すときは、ATMからしか 引き出せません。
また、サインをするときは ちゃんとパスポートと同じ書き方のサインをしないと 手続きをしてくれません。(経験者談)
ま、とにかく オーストラリアの口座を作ってしまえばこっちのもんなので とりあえず 作ってしまいましょう。
ちなみに クレジットカードはVISAかMASTERなら ある程度の田舎でも使えます。というか 切符を買うときでも 使うような人がほとんどです。
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