SELF SATISFACTION自己満足日記
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08月10日 「風営法 」

会社から駅に行くには 交差点を渡らないと行けない。
その交差点には、帰宅時間になる6時くらいから ある人種が出没する。 そのいでたちは 女性は薄い水色のミニスカートのスーツに濃〜い化粧、男性は紺または黒のスーツに趣味の悪いネクタイにピアス。交差点の 4個所に ばらばらに待機し、駅から家に向かう暇そうな、人生おもろくないような、でも金は有りそうなおっさんに声をかける。
「どうですか?一時間だけでも。」
お札大のカラー印刷のチラシをひらひらさせながら、
「いいっす。」
と、まあ 普通に言う。
「また、よろしくおねがいします。」
う〜む。これは 客引きじゃないのか?呼び込みなのか?誘導なのか?勧誘なのか?脅迫なのか?コンクリート詰めにして海に沈めるぞ!なのか?
客引きの定義が良く分からんが、もしそういうのが 客引きなら、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 )の第二十二条「風俗営業を営む者は、次に掲げる行為をしてはならない。」で、
一 当該営業に関し客引きをすること。
とある。
実際、警官がその交差点に立っていた事があるのだが、その時にはその種族はそそくさと退散して行ったので、やはり違法行為なんだろう。
彼女らは 又今日も 交差点に現れ、おっさんの進行方向へ 擦り寄っていくのであろう。
ま、その姉ちゃんを見ながら、俺は「1」とか「0」とか 訳の分からん事を ほざいて歩くのだが、、、

1999年08月10日(火) 12:33

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08月10日(追加版1) 「逃亡生活 」

家に帰った俺を 両親は見捨てた。
すぐに警察に電話したのだ。
俺は2階のベランダから屋根伝いに庭に下り、細い路地を逃げた。 昨日から、もう何時間も警察から逃げている。ビルの中を走りまわり、橋の上から川に飛び込んだりもした。もう、正常な判断が出来なくなっている。
路地の途中に車があったので、キーが付いているのを確かめて乗り込む。助手席には小学生くらいの女の子が、後部座席にはその母親と思われる女性が乗っていた。俺はその女の子の持っていたピストルを奪い取り、マガジンを抜き取って本体は彼女に返した。そして、二人を後部シートに座らせて、車を発進させた。国道は検問があるかもしれないので、裏道を北へと進む。後方にパトカーの音を聞きながら、タイヤを鳴らして走る。途中スピードが出ないのを感じてタイヤを見たら、パンクしていた。タイヤ交換をしているような時間がないので、その車を親子と共に置き去りにし、近くのBMWのバイクに乗りかえる。しかし、このバイク、1キロも走らないうちに燃料切れになった。2気筒のうち1気筒だけは しばらく動くので、そのまま国道沿いのスタンドへ、レギュラーを満タンにする。完全に給油していない時点で、パトカーが数台追いかけてきた。即座にタンクの蓋を閉め、アクセル全開で国道へでる。
このまま国道を北上すれば、多分道路封鎖に行き当たるだろう。しかし、もう脇道を探しながら移動するだけの気力はなかった。封鎖に突っ込めば 全て終わる。
全てが終わる。

「しかし、俺は何をしたんだろう?」

目覚めて そう思った。
これだけ 警察に追いまわされ、親にも見離されるような犯罪。いきなり出現したこのに少しの恐怖を抱きつつ 会社へ行く準備をしたのだった。
「正夢ではありませんように。」

1999年08月10日(火) 15:44

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