DTIサーバー構築14 「まだ来ないね〜」

POP3,IMAPサーバーとなるDovecotを入れてみる。
まずはインストール。

$ sudo yum install dovecot
 :(色々表示されて)
Installed:
  dovecot.x86_64 1:2.0.9-5.el6                                            

Complete!
完了。

次に設定ファイルを編集。

$ sudo vi /etc/dovecot/dovecot.conf

IPv4,IPv6の両方に対応するには、

listen = *, :: 

IPv4のみなら、

listen = *

IMAPとPOP3の両方に対応させるには、

protocols = imap pop3

LMTP (Local Mail Transfer Protocol、RFC 2033 で定義)にも対応してるけど、それはまたの機会に。

login_greeting = POP3 ready.

ハッカーの攻撃から多少守れるかも。
(と言いつつ、ブログを書いている時点で、すんごい脅威な気がする。)

次に受け付けるポートを設定する。

$ sudo vi /etc/dovecot/conf.d/10-master.conf
設定ファイル中の次の箇所を編集しよう。

service imap-login {
  inet_listener imap {
    port = 143
  }
  inet_listener imaps {
    port = 993
    ssl = yes
  }
}

service pop3-login {
  inet_listener pop3 {
    port = 110
  }
  inet_listener pop3s {
    port = 995
    ssl = yes
  }
}

メールのフォルダ位置を設定する。

$ sudo vi /etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf

開いたら、次のように絶対パスで指定。

mail_location = maildir:~/Maildir

続いてSSLの設定。

$ sudo vi /etc/dovecot/conf.d/10-ssl.conf

次の部分を有効に。

ssl = yes
証明書は、とりあえず元々入っているサンプルを使ってみるので、設定の変更はなし。

ssl_cert = </etc/pki/dovecot/certs/dovecot.pem
ssl_key = </etc/pki/dovecot/private/dovecot.pem

以上でメール受信が可能になったはず。

$ sudo service dovecot start
と、起動して、メーラーから受信してみる。

POP3の受信メールサーバー:
 mail.yourdomain.com
ポート番号:995
ユーザー名:VPSにログインする際に利用しているユーザー名
パスワード:VPSにログインする際に利用しているパスワード
あとは、SSLでの接続に設定。

最後に自動起動するように設定する。

$ sudo chkconfig dovecot on
よし!

DTIサーバー構築13 「だめ絶対」

メールサーバーを構築したら、絶対にチェックしておきたいのが、第三者のメール送信中継ができないかどうか。

第三者中継チェック RBL.jp

上記ページで、構築したメールサーバーのホストを入力すると、チェックしまくってくれて、

第三者中継テストの結果
全てのテストが行われました, no relays accepted.
と表示されればOK。
そうじゃなかったら、一旦メールサーバーを停止して、設定を確認しましょう。 

DTIサーバー構築12 「ね、言ったでしょ」

DTIサーバーで、ドメインの逆引きを設定しておきましょう。
逆引きできないドメインからのメールは受け取ってもらえない事もあるようです。
公式サイトに説明があります。と、またさぼる。
ServersMan@VPS 他社管理ドメインの逆引き設定

色々なサーバーを使い分けようとすると、設定がややこしい。。。
それに、DNSの情報がインターネット上に広まるまでに数時間かかるから、確認できるまでの時間がかかるし、面倒な作業だな〜。

DTIサーバー構築11 「ほんとに私なんだって」

最近はスパムメール対策のために、メール送信するための制限が多くなってきています。
その制限の一つ、SPF認証を設定しましょう。
詳しくは次のリンク先をご参照ください。と、さぼる。
なりすましメール撲滅に向けたSPF(Sender Policy Framework)導入の手引き

やる事は一つ、DNSのデータにSPFフォーマットのTXTを入れる。
私が使っているValue Domainの場合、「DNSレコード/URL転送の変更」で以下の一行を追加。

txt * v=spf1 +a:mail.yourdomain.com ~all
意味は、
*
 全てのサブドメイン(サブドメインなしを含む)からのメールに対して、

+a:mail.yourdomain.com
 mail.yourdomain.comというホストから送られたメールは信用し、
~all
 それ以外から送られたメールは信用しない。
ということ。

 

これで送信元が信頼できるかが分かってもらえる。