インストール
インストールする基となるデータを入手しましょう。
方法としては 次の選択肢があります。
上から順に 私の好みです。
- 雑誌に付属しているCDやDVDを使う。(てっとり早い)
- FTPサイト(インターネット上)から直接インストールする。(最新版が インストールできる)
- FTPサイト(インターネット上)から CDのイメージ(ISOファイル)を ダウンロードして CDを焼く。(熱っ!)
- 参考書籍を買って それを読みながら付属のCDで行う。(このページは必要ない)
- 製品版を買う。(インストールを サポートしてもらえる)
- プレインストールマシンを買う。(インストールの必要なし)
ちなみに このページでは サーバーにすることを前提にしていますので、
インストールするコンピュータのHDDの中身は 全て削除します。
バックアップするなり、記憶するなりしておきましょう。
CD起動が できる人は 「CDが読める場合」へ GO!
出来ない方は、続けて読んでください。
まず、インストール用のFDを作成します。
VineLinuxのサイトにある FTPサイトの一覧から FTPサイトを一つ選び、ブラウザなどで開いて、
"Vine-3.1/i386/dosutils/rawwritewin.exe"というEXEファイルをダウンロードしてください。
このEXEで、FDにデータを書き込みます。
次に、書き込むデータを "Vine-3.1/i386/images/"というような フォルダから 1つダウンロードします。
どれをダウンロードするかは、次の説明を読んで 当てはまるファイルを選択してください。
インストールCDは 持っているけど、インストールするコンピュータが読めない、なんとかな〜な方は、
そのCDの中にも 同じような構成でファイルが入っていると思いますので、コピったり、そのまま使ったりしてください。
- bootnet.img
- インターネット上のFTPサーバーなどから インストールする場合(LAN用コネクタが付属している場合)
- pcmcianet.img
- pcmciaカードのLANアダプタを使って、インターネット上のFTPサーバーなどから インストールする場合
- pcmcia.img
- pcmciaカードのCDドライブやHDDから インストールする場合
- bootusb.img
- USB接続のCDドライブやHDDから インストールする場合
次に、先ほどのEXEを実行して、FDを1枚 ドライブに入れ、[Write]タブで "Image file"に
先ほどダウンロードしたファイル(何とか.img)を 選択します。
右下の[Write]ボタンをクリックして FDに書込みを行います。
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右の画像のようなメッセージが出てきたら成功です。出てこなかったら、失敗です。
では、今作成したFDを インストールするコンピュータのドライブに入れて 起動してください。
pcmciaカードのCDドライブやHDDを使う場合、「CDが読める場合」へ 移動してください。
インターネットからのインストールを行う方は 続けて読んでください。
起動
まず、起動して右のような画面が現れたら、リターンキーを押してください。 |
Choose a Language
多分これを読まれている方は、日本語が堪能だと思うので、 「Japanese」を選択して [OK]を 押してください。 |
キーボードの選択
インストール中は 自動的に適切な選択肢が選ばれた状態で表示されます。
なので、基本的に [OK]を選択していけば OKです。 |
インストール方法
今回は、先ほどファイルをダウンロードしたFTPサイトを利用しますので、
「FTP」を 選択してください。 |
TCP/IPの設定
サーバーにしたいので、「bootp/dhcpを使用」のチェックを外して、
次のような内容を入力する。
この辺が分からない場合は サーバー構築には10年早いので、
参考資料で勉強してからにしましょう。
- IPアドレス
- コンピュータのIPアドレス。192.168.1.2 とか そんなの。
- ネットマスク
- ローカルネットワークの範囲を指定する値。
255.255.255.0とか そんなの。
- デフォルトゲートウェイ
- ルーターがあったら そのアドレス。
192.168.1.1とか そんなの。
ちゃんと調べて 入力しましょう。
- プライマリネームサーバ
- ルーターがネームサーバになってくれそうなら デフォルトゲートウェイと同じアドレス。
じゃなかったら、プロバイダに聞いとくれ。
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FTPのセットアップ
インストールで利用するファイルの在りかを指定します。
先ほどファイルをダウンロードしたサイトを 指定してやればよいでしょう。
- FTPサイト名
- FTPサイトのドメイン名や、アドレスを入力します。
例)ftp.ring.gr.jp
- Vine Linux ディレクトリ
- サイト内の位置を入力します。
例)/pub/linux/Vine/Vine-3.1/i386
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取得
FTPサイトからインストールファイルが 見つかると、
右のような画面になって、ダウンロードが始まります。
待ちまくってください。
取得が完了すると、本格的に インストールの開始です。
「CDが読める場合」の「マウスの選択」に 進んでください。
それ以降の流れは ほとんど同じです。 |
CDドライブが付いているコンピュータであれば、手に入れたCDから起動することで 自動的にインストールが始まるはずです。
ただし、pcmciaカードやUSB接続されたCDドライブなどの場合は、上の「FDしか読めない場合」を 読みませう。
起動
まず、右のような画面が現れたら、"text"と打ち込み、リターンキーを押してください。
リターンキーだけ押せば グラフィカルなインストール操作ができますが、
説明が面倒なので却下します。
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キーボードの選択
インストール中は 自動的に適切な選択肢が選ばれた状態で表示されます。
なので、基本的に [OK]を選択していけば OKです。 |
[OK]を押すと、めんそ〜れ画面が表示されるので、これもまた[OK]ボタンを押して
次へ。 |
インストールの種類
サーバーとして最小限の物しかインストールしないので、「最小インストール」を
選択して [OK]。
Windowsのようなマウス操作を行いたい場合、このページではなく、
ほかの資料を参考にしましょう。
ま、そんなときは「フルインストール」! |
ディスクパーティションの設定
[自動パーティション設定]で、おっまかせ! |
自動パーティションの設定
Windowsも同じコンピュータにインストールしたりしないので、
「システムの全てのパーティションを削除」を選択。
警告画面が出てきても、[はい]で 次へ。 |
パーティション設定
素人には分からんので、[OK]。 |
ブートローダの設定
ちょっと訳があって「LILOを使用」を選択。
(日本語表示ができなかったりするので。) |
ブートローダの設定(×3)
気にせず そのまま[OK]×3。
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ネットワークの設定
サーバーにしたいので、「bootp/dhcpを使用」のチェックを外して、
次のような内容を入力する。
この辺が分からない場合は サーバー構築には10年早いので、
参考資料で勉強してからにしましょう。
- IPアドレス
- コンピュータのIPアドレス。192.168.1.2 とか そんなの。
- ネットマスク
- ローカルネットワークの範囲を指定する値。
255.255.255.0とか そんなの。
- デフォルトゲートウェイ
- ルーターがあったら そのアドレス。
192.168.1.1とか そんなの。
ちゃんと調べて 入力しましょう。
- プライマリネームサーバ
- ルーターがネームサーバになってくれそうなら デフォルトゲートウェイと同じアドレス。
じゃなかったら、プロバイダに聞いとくれ。
- その他
- 特に入力の必要なし。
(プロバイダのスレーブなネームサーバがあったら 入力しても良いけど。)
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ホスト名の設定
コンピュータの名前として 適当に"vine"とか なんとか 入力してください。
でも、結構重要な設定だったりするので じっくり考えても 良いですよ。 |
タイムゾーンの選択
特に変更する必要はないので、そのまま[OK]。 |
rootパスワード
管理者(Windowsで言うところの administrator)用パスワードを入力して [OK]。
あまり簡単だと サーバーを勝手にいじくられまくったりして 損害賠償請求が来る可能性もあるので、そこら辺 よく考えて。
で、確認のために 同じのを2回。 |
ユーザの追加
普段ログインするユーザーのアカウントを1つ登録しておく。
左の例では、"leaf"とか 入れてる。
パスワードは 2回入力。
フルネームは 入れたければどうぞ。 |
ユーザアカウントの設定
利用者が複数人なら その人数分 登録しましょう。
後でも できるんで、今は 放っておいても可。 |
インストール開始
ふむふむ、なるほど。
[OK]!
で、しばし 待つ。 |
完了
ただし、これは まだ入り口の終わりに過ぎない。。。
とりあえず[OK]を押して 再起動! |
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