06月01日 「開けられることのないタイムカプセル 」

　昔の遊び場は 雑草の生えまくった空き地でした。草木の背丈は 1m以上あり、その草木の間を迷路のような通路を作って遊んでいたものです。
　で、その先には ちょっと広い秘密基地なる 広場を作って、そこには 毎日使う遊び道具を 置いていました。といっても 木の棒とか 缶とかですが。
　その基地に 宝物を埋めた記憶があります。缶の中に大事に何かをしまい込み、それを 地中深く、５cmくらい掘って隠しました。
　多分 何度か掘り出して 宝物を出し入れして 遊び、そのうち 忘れ去られていきました。
　今現在、その空き地は アスファルトで固められた駐車場となっています。そして 近々そこには マンションが建てられると言う 噂を聞きました。
　私の 宝物は 永遠に埋まったままでしょう。忘れられた思い出と一緒に。
2003/06/01(SUN) 23:14

ご意見・ご感想は こちらから！