SELF SATISFACTION自己満足日記
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10月26日 「ビッグになれ!!in yourself 」

「そんなんじゃ、BIGになられへんぞ!」
大阪第nビルの前を 金券ショップ求めて歩いていた時、横を通り過ぎた ちょっぴり太ったデブが、その隣のつれに こう言い放って通り過ぎて行った。
「なられへん。なられへん。」
関西育ちの俺は、手を前で 左右に降って、すぐさま突っ込みながら言った。
ぱっと見ただけで、そいつが ビッグスターに、、、いや、小さなスターに、、、いや、近所のスターにも なれないことは、アイドルを何人も発掘してきた カリスマ・スカウトの俺じゃなくても、分かることである。
たとえて言えば、お笑いタレントの「バツグン」の ぶっとい方に似ている彼は、通り過ぎて 数秒で、俺の記憶から消えていった。
某ウナギ屋のせがれと二人で、金券ショップに到着し、彼の東京出張のための 新幹線違法激安切符を 入手して、飲み会会議の 待ち合わせ場所である 梅田でっかい歩道橋上に移動した。
そこで、飲み会会議の出席者の1人を 待ちながら、前を通る女の子のケツを眺めて、「みんな 美人やよなあ〜〜」と、ほざいていた。
周りでは、ギターを弾いている二人組+観客の女の子とか、ギターを弾こうと準備してなぜかやめて帰り支度をするカップルや、観客のいないさびしい場所でギターを弾いている女の子二人組が、通行人の視線を 数秒止めさせていた。
そして、距離を開けたその隣へ、何も持たない男二人が 何かをしようと、動き始めていた。片方は 普通の 学生風の 青年。もう1人は 似合わないサングラスをかけた 小太りのバツグンの太い方に似たおっちゃん風青年!?
なんと、その男は、先ほど ビッグになりたいと 言いつつ 通り過ぎたあの男だったのだ。
彼の服装は 今流行り(?)の 白い線が3本ほど入った黒色のジャージ。たぶん、彼以外が着たらかっこいいんだろうが、彼が着ていると 休日のお父さんである。
そして、彼は いきなり踊り(?)始めた。踊りといっても 左右に体をゆすって、手をひらひらさせ、サングラスをずらしたり 外したりかけたり、踊りには 詳しくはないが かっこいいとは言えない代物である。
しかし、彼は 「どうだ!いけてるやろ!」「かっこええやろ!」「惚れるなよ」って、感じである。その後ろに手すりによっかかって 座っている友達も、「かっこ悪いから やめよ〜」「もう、ええやん。へたやねんから」「彼女待ってるし、はよ帰らして」って、感じである。
うう、あれだけ自分に自信が持てるってのは ある意味「特技」やなあ。と、せがれ君と 哀れみながら、彼を見ていた。
で、数分後。
彼は 「今日の客は 乗りが わり〜な〜」って感じで、男友達を連れて 移動し始めた。
ああ、もう、帰るんやね。その方が良いよ。と、思ってみていると、彼らは、観客とともに楽しい時間を過ごしているギターの二人組の横に。
もう、友達の方は 遠目で見ているだけ。サングラスのバツグン(太い方)は、いきなり 彼らのギターに 乗っているつもりで、揺れ踊りだし、さらに 観客と ギター青年の間に入って 注目を浴びだした。
しかし、その注目は 全て白い目で、みんな「お前何やってんの?うっとうしいぞ。変人?」とか 思っているらしい 顔である。
その後は 彼を見ているのは、こちらが恥ずかしくなってしまうため やめたが、数分後 彼が袋叩きになって その場を追われたのは 言うまでもない事実である?

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1999年10月26日(火) 17:17

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