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新車のFZRが 前にチラッと見えた。
ま、それだけなら 別に。であるが、ヘルメットから 長い髪が 出ていたので、「おお」とか思う。本当に 単純な奴である。
カーブを曲がって 前を見ると、いなくなっていた。「きゅう〜」とか思う。いなくなった所には 小さな郵便局があるので、そこに入ったのかな?と、そっちの方を 徐々に首を回して見てみる。
予想では、郵便局の前に スタンドを立てたFZRが 止まっているはずだった。が、そこには ハイレグの水着を着た レースクィ〜ンが、雨も降ってないのに 馬鹿でかい傘をさして立っていた。
わけはない。寝っころがったFZRが そこにはあった。
実は 郵便局の前のスペースは タイル張り。早朝の雨で わずかに濡れており、さらに新車であろうタイヤのワックスも手伝って、すってんコロリンすっトントンてな具合だろう。建物の角のすぐそばに、倒れたFZRのシートが 来ていたが、横で 起き上がっていた女性を見ると、怪我はないようである。(しっかし、事故った時って、半日後に痛みが来ますね。)
ブレーキングで こけるなど、ニーグリップが足りない証明である。彼女も 女ライダーであるのだから、股の締め付けは 強くしておかないと。
15分後にその郵便局の前を通ったら、その女性らしき人物が、落胆した様子で カウンターを拭いていたが、怪我がなくって なりよりである。
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1999年10月15日(金) 12:40ご意見・ご感想は こちらから!
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