SELF SATISFACTION自己満足日記
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08月19日 「キャンパー 」

玄倉川でキャンプをしていた人が川に流されて数日がたっている。
キャンプをする場合 普通は 中洲や ダム・崖の直下、豪雨の川原など 危険があるところでは行わない。今回は、豪雨の川原の中洲でさらにダムの放流のサイレンを無視しての出来事だ。その上警告に来た役所や警官を無視しての事故である。
言っては悪いが、亡くなっても当然である。ここ数年は、アウトドアブームで、何も知らない人たちが どんどん危険な目にあっている。自然の中で暮らすときは街のように管理されていないのだから、自分の身は自分で守るのが原則だし、それができないのなら 入るべきではない。 数多い冒険家も危険を察知し、臆病になれたからこそ最終的には目的を達成することができているのだと思う。「どうにかなる」では 駄目なのだ。ベテランの「どうにかなる」は 備えがあるから どうにかなるのだ。
しかし、この人たちばかりが悪いわけではない。日本という狭い島国、それも険しい山ばかりの地では キャンプ場というのが少ない。あっても、きっちり区画された街中の公園のような、何千円も取るオートキャンプ場がほとんどだ。キャンプができる場所も、ほとんどが村などによって キャンプ禁止となっている。それは、自分で危機管理ができない人や、ごみを持って帰らない人、自然をむやみに破壊する人が多いからである。キャンパー自身が自分の行き場を奪っていっているのである。
このブームが過ぎるころには キャンプができるところは減り、高額なキャンプ場しか残らなくなっているだろう。そして、自然を大事にする真のキャンパーは アウトドアブームが二度と来ないことを 望むのである。

1999年08月19日(木) 10:45

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