さくらのVPSでCentOS8 (12) Webサーバ構築

前回は、rootユーザのセキュリティを強化しました。

今回は、Webサーバの構築を始めていきたい。

有名所では、昔からあるApacheと、最近の主流となっているNginxがある。昔からの人間として、今回はApacheを導入することにする。

まずは、dnfを使ってApacheモジュールをインストール。

# dnf install httpd

インストールできたら、自動起動するように設定。同時に起動!

# systemctl enable --now httpd

--now“が即時起動のオプション。

次にファイヤウォールの設定。
これをしないとアクセスが拒否される。

# firewall-cmd --permanent --add-service=http
# firewall-cmd --reload

http“を追加する。と、Port80が開く。

では、Webブラウザでアクセスして確認してみよう。

http://[ホスト名].sakura.ne.jp/

もしくは

http://[IPアドレス]/

あとは、/var/www/html/上にファイルを追加して見ましょう。

# vi /var/www/html/index.html

で、超簡単に次の文字列だけのファイルを作ってみる。

Hello world !!

で、先程のページを再度表示する。

よし!OK!

あとはファイルをいっぱい作ればいいだけだ。

けど、今まではrootで作業をしていた。

これでは運用的に危険。ということで、通常利用するユーザーをApacheグループに追加して、作業する。

# usermod -aG apache you

Web用のフォルダの属性を変更して、apacheグループを設定する。

# chown :apache -R /var/www

ウェブ用フォルダの全ディレクトリのグループを親から引き継ぐ設定に変更。

# find /var/www -type d -exec chmod g+s {} \;

ディレクトリは実行可能にし、

# find /var/www -type d -exec chmod 770 {} \;

ファイルは読み書き可能にする。

# find /var/www -type f -exec chmod 660 {} \;

以上でファイルの属性は問題ないはず。SELINUX関係を除けば。。。

さて次回はHTTPSに対応するために、証明書を取得する。

さくらインターネットのVPS

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